忘れられた未来
「みなさ~ん、そろそろ今日の作戦会議始めますよ~」


真田さんが言うとみんなのパソコンにその作戦の資料的なものが映し出されるはず……

あら真田さんたら鼻血出てますよ。


てか送られて来た画面全く違います。


あれっ?

お母さんこれはなんだろう?

私、知らない。


「すみません。間違っちゃったみたいで……」


アハハと笑って真田さんは流れ出てる鼻血を、近くにあったティッシュで拭いた。


私としてはその前に、画面に映し出された卑猥物達をどうにかして欲しい。


おっ。まともな画面キター!!


よしっ。

とか思って顔を上げると、真田さんの隣に水城さんの姿があった。


真田さんがモタモタと鼻にティッシュを詰めている間に水城さんが、いつの間にか真田さんのパソコンを操作してくれたみたいだ。



「今日は、昨日真田氏により送られた通り『三丁目の里奈』の件についてです。」

変態さんを放置して、水城さんが進めてくれることになったみたいだ。
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