元社長令嬢は御曹司の家政婦
「ごめんなさいね美妃ちゃん。
私たちが甘やかしすぎたばっかりに、こんなにも無責任でワガママな子に育っちゃって......」

「無責任はそっちでしょ!
私のどこが無責任だって言うのよ」

「パパの会社で任された仕事も一週間も続かず、社員だったのは名前だけだったでしょう?
それどころか責任もってお世話すると言ったワンちゃんやネコちゃんさえも、いつの間にかお手伝いさんに全部お世話させてたわよね?他にも手間のかかることは全部お手伝いさんに任せて、何一つ自分でやりきったことないんじゃないの?」

「......っ、それはそうだけど、ママだってそうでしょ。私と同じで会社役員なのは名前だけだし、家事は全部お手伝いさんに任せて何もやってなかったじゃない」


お上品な口調で困ったように私を責め立てるママに言い返すと、ママは、そうね本当にごめんなさいねとため息をついた。

エステにネイル、地域の婦人会の集まり。
地域の発展に貢献すると言えばいいけど、婦人会の名目で集まっては結局雑談や噂話ばかりしていたママには言われたくない。

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