Dangerous boy
「スマホ受け取った時に、あいつに何か言われてただろ。」
あんなに離れていたのに、そこまで知っているなんて。
誰かに好かれるって、少しだけ怖くなった。
「ああ……電源は切っておいたからって。」
「へえ。あいつ、そんな気遣いできるんだ。若いのに、すごいな。」
まさかLineの事なんて、部長には言えない。
「人は見た目に寄らないよな。あんな軽そうなのに、しっかり接客してる奴もいれば、帰りがけにスマホ忘れたりする奴もいるし。」
「うわー!言わないで下さい!」
私は、顔を両手で覆った。
「はははっ!でも、そう言うところが、可愛くて放っておけないんだよ。」
「なんだか、抜けてるって言われてるみたいです。」
「そうか?放っておけないって言うのは、女の武器だと思うけどな。」
私が手を放し部長の方を見ると、部長も私を見つめていた。
優しい笑顔。
温かい眼差し。
ドキドキする。
あんなに離れていたのに、そこまで知っているなんて。
誰かに好かれるって、少しだけ怖くなった。
「ああ……電源は切っておいたからって。」
「へえ。あいつ、そんな気遣いできるんだ。若いのに、すごいな。」
まさかLineの事なんて、部長には言えない。
「人は見た目に寄らないよな。あんな軽そうなのに、しっかり接客してる奴もいれば、帰りがけにスマホ忘れたりする奴もいるし。」
「うわー!言わないで下さい!」
私は、顔を両手で覆った。
「はははっ!でも、そう言うところが、可愛くて放っておけないんだよ。」
「なんだか、抜けてるって言われてるみたいです。」
「そうか?放っておけないって言うのは、女の武器だと思うけどな。」
私が手を放し部長の方を見ると、部長も私を見つめていた。
優しい笑顔。
温かい眼差し。
ドキドキする。