年上のアナタと大人の恋ができたなら
「こちらこそ不束者ですが宜しくお願いします」
とお互いアタマを下げ合っていると
「2人で何やってるんだ?」といつの間にか目の前に駿介さんが立っていた
「不束者の兄貴だけど見捨てないでやってって言ってたんだ」
「お前縁起でもないこと言うなよ」
「さてそれじゃ唯が家で待ってるから俺は退散するよ、兄貴たちはどうする?」
「美月疲れただろう俺たちも帰ろう」
「大丈夫なんですか?まだパーティは続いてますけど」
「親父も兄貴もいるから大丈夫だ」
「じゃあ途中まで一緒に帰ろう」そう言い3人で会場をあとにした
家に着くと着替えてソファに座った
「お茶でも入れますね」
「いやお茶はいいよ、ここに座って」と彼は隣を指差した
「さっき浩介と何話してたの?随分真剣そうに話してたから気になった」
「うーん駿介さんのことを色々聞いてました」
「俺のこと?」
「駿介さんのパーティ嫌いや見合い話のこと、女性嫌いになったこととか」
「浩介のやつ・・」
「副社長になったら仕事以外にも今日みたいなパーティや付き合いも
増えるのかなって思ったら大変だなって」