年上のアナタと大人の恋ができたなら

「こちらこそ不束者ですが宜しくお願いします」
とお互いアタマを下げ合っていると

「2人で何やってるんだ?」といつの間にか目の前に駿介さんが立っていた

「不束者の兄貴だけど見捨てないでやってって言ってたんだ」

「お前縁起でもないこと言うなよ」

「さてそれじゃ唯が家で待ってるから俺は退散するよ、兄貴たちはどうする?」

「美月疲れただろう俺たちも帰ろう」

「大丈夫なんですか?まだパーティは続いてますけど」

「親父も兄貴もいるから大丈夫だ」

「じゃあ途中まで一緒に帰ろう」そう言い3人で会場をあとにした


家に着くと着替えてソファに座った

「お茶でも入れますね」

「いやお茶はいいよ、ここに座って」と彼は隣を指差した

「さっき浩介と何話してたの?随分真剣そうに話してたから気になった」

「うーん駿介さんのことを色々聞いてました」

「俺のこと?」

「駿介さんのパーティ嫌いや見合い話のこと、女性嫌いになったこととか」

「浩介のやつ・・」

「副社長になったら仕事以外にも今日みたいなパーティや付き合いも
増えるのかなって思ったら大変だなって」


< 147 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop