クールアンドドライ
 アパートの駐車場についた。
このままだと、ここでお別れ?
まだ、聞き出してない。
う"~
ここは、あれか、私から誘わなきゃいけないんじゃ・・・
キャー、誘うとか、キャラじゃないし!

 「どうしたんだ?いきなり頭振ったりして。」
あ、ヤバい!
無意識だった。無意識に頭振ってたよ。
「何でもないです。・・・あの、・・お、お茶でも、飲んでいきませんか?」
スッゴく緊張して言った。

 隣から、失笑が漏れた。
口を手の甲で抑え、笑っている。

 こんのヤロー!!

 こういう展開になるの、分かってやがったな!

 「そんなに笑うことですか?」
冷たーい視線を、向けて言ってやった。

「わりぃ、ごめん。フハっ、取り敢えず、荷物降ろそう。」
大して悪びれもせず謝り、そのまま車から降りてしまった。

 何となく、納得いかないけどここで座ってるわけにもいかない。
車を降りて、課長の後を追った。
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