初恋は、許されない恋でした。
ん……

『ふぁ……』

んー……めっっちゃ寝た……。

麻生「春川さん、おはよ。」

『ふぇ?!?!』

お、起きた時から、麻生くんの声が聞けるなんてしあわ……あぁぁぁーー……←思い出しました


麻生「クスクスッ春川さん、どうしたの?
浮かない顔をしてるけど、何かあった?」


『う……ちょっと……だけ?』

麻生「朝の人の事?」

『あ、ほんっとに、朝はかずがごめんなさいっ……!』

そう言うと、麻生くんは苦笑するように笑った。

麻生「うんん、あの人とは仲良いの?」


『幼馴染みなんです。』

生まれた時からだからねぇ……
腐れ縁ってやつだね。うん。

麻生「そっか。
春川さん、下の名前美鈴って言うんだよね?」


『へ?……あ、はいっ』

麻生「じゃ、美鈴、俺に敬語使うの禁止ね。」


え、え、え、

『えっ?!?!?!?!』

ビックリして起き上がると麻生くんはクスクスと笑っている。

『じょ、冗談きついです……!』


麻生「……ダメ?」

か、か、可愛い……!!!


『だ、ダメじゃ……』

麻生「じゃ、決まりね。
……ていうか、美鈴、今4時限目だけど、サボっていいの?」


『あー…、大丈夫で…だ、大丈夫。
麻生くんは?』

麻生「いいよ、大丈夫。
このまま一緒にご飯でも食べる?俺は外に行く気無いけど。」

お、お昼!!!!

『い、いいの?!』


で、でもなぁ…、謝りに行かないと。

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