眠らせ森の恋
「美男美女を組み合わせても、子どもが美形とは限らないからな。
バランスの問題だからな、美しいかどうかって」
と言ったあとで、顔を上げ、
「じゃあ、社長でも無理だぞ」
と言ってくる。
「んー。
似た顔ならいいんじゃないですかね?
どっちの何処をとっても」
「じゃあ、兄弟とでも結婚しろよ」
「嫌ですよ、気持ちの悪い」
と言うと、
「夫婦で冷めてくのって、結局家族化して気持ち悪くなっていくからかな」
と西和田は言ってきた。
「じゃあ、離れて暮らした方がいいですよね」
「それも寂しいだろ。
っていうか、適度な距離感が大事って話じゃないのか。
お前んちみたいに」
と言われたが、いやいや、うちは適度どころではない、と思う。
――っていうか。
バランスの問題だからな、美しいかどうかって」
と言ったあとで、顔を上げ、
「じゃあ、社長でも無理だぞ」
と言ってくる。
「んー。
似た顔ならいいんじゃないですかね?
どっちの何処をとっても」
「じゃあ、兄弟とでも結婚しろよ」
「嫌ですよ、気持ちの悪い」
と言うと、
「夫婦で冷めてくのって、結局家族化して気持ち悪くなっていくからかな」
と西和田は言ってきた。
「じゃあ、離れて暮らした方がいいですよね」
「それも寂しいだろ。
っていうか、適度な距離感が大事って話じゃないのか。
お前んちみたいに」
と言われたが、いやいや、うちは適度どころではない、と思う。
――っていうか。