(完)最後の君に、輝く色を
「夏実ちゃん。今から予約が入っててさ、申し訳ないけど…」



「あっ、私もそろそろ帰らなきゃ。ありがとうございましたっ」



そう言って、夏実が頭を下げたところで俺はベンチを立った。



「お疲れ」



そう言って、貸し出してあるタオルを差し出すと、夏実は笑顔でそれを受け取った。



顔の汗を拭って、制服をパタパタと仰いで息を整えている。



カウンターの前にあるベンチに移動して、自販機で飲み物を買って渡した。



「ああー、こんなに身体動かしたの久しぶり。気持ちよかった〜」



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