きみの隣で愛を誓わせて。
木々の隙間から、オレンジ色の空が見えていた。
いつの間にか夕方だ。
私は、誰にもバレないようにって早朝に家を出てきたのに。
私が何時間もかけて、登ってきた山のはずなのに、大和はいとも容易く下山していく。
なんでも、
「お前がまだ小さかった時、よく洋季とこの山に入って遊んでたんだよ」
らしい。
洋季くんも大和もヤンチャだったってママが嘆いてたのを思い出す。
「ママがよく泥んこになった大和を怒ってたよね」
その時は、円花も一緒に遊んでって泣いてたっけ。
懐かしい思い出に笑が零れる。