ロング・バケーション
「どうして…」
ただいまも返さずに呟いた。
目の前にいる人は、私が職場を出る時にはまだ仕事中だと言っていた筈だ。
道路はラッシュで混雑していたし、どうして彼が此処にいるのか分からない。
(もしかして本当にエスパーとか!?)
あり得ない考えを否定しきれずにいると、私の手からコンビニの袋を取り上げた人が、走って追いかけて来たんだけど会わなかったね…と言いだした。
「コンビニに寄ってたのか。どうりで」
店名の入った袋を見て納得する。
中身は?と言いながら口を開けようとするものだから慌て、ばっと取り返した。
「見ないで。大した物入ってないので」
たくあんとコンビニスイーツを数種類買っただけ。
食材らしい物が入っていないところを彼に知られたくない。
「今日の凛さんはツレないね」
そう言うと、昨夜からか…と呟く。
それを聞いてズキッと胸が痛み、それでも謝る気にはならずに言い返した。
「ツレないのはお互い様じゃないですか。先生だって何も言ってくれなかったし」
ただいまも返さずに呟いた。
目の前にいる人は、私が職場を出る時にはまだ仕事中だと言っていた筈だ。
道路はラッシュで混雑していたし、どうして彼が此処にいるのか分からない。
(もしかして本当にエスパーとか!?)
あり得ない考えを否定しきれずにいると、私の手からコンビニの袋を取り上げた人が、走って追いかけて来たんだけど会わなかったね…と言いだした。
「コンビニに寄ってたのか。どうりで」
店名の入った袋を見て納得する。
中身は?と言いながら口を開けようとするものだから慌て、ばっと取り返した。
「見ないで。大した物入ってないので」
たくあんとコンビニスイーツを数種類買っただけ。
食材らしい物が入っていないところを彼に知られたくない。
「今日の凛さんはツレないね」
そう言うと、昨夜からか…と呟く。
それを聞いてズキッと胸が痛み、それでも謝る気にはならずに言い返した。
「ツレないのはお互い様じゃないですか。先生だって何も言ってくれなかったし」