ロング・バケーション
囁くとエンジンを掛け、その音に私の驚きは掻き消された。


「え…それはどういう……」


無言でギアをドライブに入れると走り出す。
彼にしては荒っぽい発進に、胸が不安気に鳴り響いた___。



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