大切なキミの一番になりたかった。
プロローグ
そばにいてくれるだけでいい。

悲しみも切なさも、笑顔に変わるんだ。

キミが笑ってくれたら、どんなに辛くても、つられるように笑えてしまう。

そんなキミが大好きだった。

これから先の長い未来も、ずっといっしょにいられる。

そう信じて疑わなかった。


私は――。僕は――。

ただ、大切なキミの一番になりたかった。

今はもういない、キミの……。
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