午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「茜ー!」



遠くから舞ちゃんの声がするけど、まあ無視。


足が遅いのがちょっとつらいところだけど、先輩は追ってくるタイプじゃないもん。



「ふぅ…」



ダッシュでホテルに戻り、自販機でジュースを買った。

水着じゃないし、泳いでもいないからシャワーや着替えの必要もないし、まっすぐ部屋に戻れるや。



「あれ、おい新堂!もう戻ってきたのか?」

「あぁ、佐々木先生か。私泳げないんでおとなしく部屋で寝てます~」



フロントのソファでくつろぐ担任に私はひらっと手を振った。



「おいおい、若くて体力あるうちに動いとけや。太るぞ」

「ひど!余計なお世話ですー!!」



まったく、レディーに対して失礼だな!



私は先生に背を向けてエレベーターに乗り込んだ。

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