午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
* * *
ピーンポーン…
「…ふぅ」
マンションのエントランス。
私は大きく深呼吸してインターホンのボタンを押した。
「……あれ?」
ピーンポーン…
…なぜ出ない!?
も、もしかして……もうなかでくたばってる!?
ウィーン…
「ほら走ってよ!!バスに乗り遅れちゃうでしょ!!」
「待ってよ沙弥!置いてかないで!!」
「あんたが遅いのが悪いんでしょ!それでも現役のバスケ選手なの!?」
「沙弥が蛍人がんばれ♡って言ってくれたらがんばれる」
「うるさいバカ。一緒に住むのやめるよ?」
「やだやだごめん!!」
大学生カップル…ほのぼのしてて可愛いなぁ…
そのカップルが中から出てきたことで開かずの自動ドアがオープン…
…あ、そっか。
中から人が来れば開くんじゃんね、このドア。
別に有馬先輩にあけてもらうまでもないってことだ?
…まぁ、不法侵入っぽいけど
いくしかない!!先輩にもしものことがあったら…!!
「今行きますからね、先輩!!」
私はカップルに感謝をして自動ドアという難関を乗り越えたのだった。
ピーンポーン…
「…ふぅ」
マンションのエントランス。
私は大きく深呼吸してインターホンのボタンを押した。
「……あれ?」
ピーンポーン…
…なぜ出ない!?
も、もしかして……もうなかでくたばってる!?
ウィーン…
「ほら走ってよ!!バスに乗り遅れちゃうでしょ!!」
「待ってよ沙弥!置いてかないで!!」
「あんたが遅いのが悪いんでしょ!それでも現役のバスケ選手なの!?」
「沙弥が蛍人がんばれ♡って言ってくれたらがんばれる」
「うるさいバカ。一緒に住むのやめるよ?」
「やだやだごめん!!」
大学生カップル…ほのぼのしてて可愛いなぁ…
そのカップルが中から出てきたことで開かずの自動ドアがオープン…
…あ、そっか。
中から人が来れば開くんじゃんね、このドア。
別に有馬先輩にあけてもらうまでもないってことだ?
…まぁ、不法侵入っぽいけど
いくしかない!!先輩にもしものことがあったら…!!
「今行きますからね、先輩!!」
私はカップルに感謝をして自動ドアという難関を乗り越えたのだった。