午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「あ、茜っち!あれ、なんで私服なの?水着みたかったなー…ごふっ!!」



陽先輩のお腹に打ち込まれたのは有馬先輩のグーパンチ。


うわぁ、全力だったなぁ今の…

陽先輩かわいそう…



「有馬くん、嫉妬?わっかりやすーい!」

「え、嫉妬…?」

「違うの?だって有馬くんと茜付き合ってるんじゃないの?」



…。



「…ナ、ナンノコト?」

「もー、水臭いな!茜は隠してるつもりかもきれないけど、有馬くんから聞いてるんだから!!」

「…え?」



アリマクンカラキイテル?

有馬くんって…有馬先輩だよね?



「…ええええぇ!!??」



周りには合宿に来てる人みんないるって分かっていたけど、思わず絶叫してしまった。



「…チッ、お前らちょっとこい」

「わっ」



私は着ているパーカーのフードをグイグイ引っ張られ、砂浜を引きずられるように歩いた。


「ちょっと、お前らってあたし先輩なんだけど!!!」

「雄飛、女の子には優しく〜」




なんていいながら、舞ちゃんたちも付いてきた。


なんで私だけ…!


有馬先輩に舞ちゃん、陽先輩という美形ぞろいに自然と人混みが道を開けるし。


同じ学校の人からは “ 誰あいつ ” って目で見られるし…!
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