午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
* * *

「…先輩、どういうつもりですか?あ、言い訳はいりませんからね!!」



人家のない海の家の裏側についた瞬間、立場逆転して私が先輩を責め立てる。

全部吐いてもらうんだから…!!!



“ 有馬くんから全部聞いてるんだから!! ”


舞ちゃんは確かにそう言った。



「…なんのこと?」



気だるげに目を伏せる先輩。


しかし、私が先輩が寄りかかる壁にバン!と手をつくとさすがに先輩はびくっとした。

そして驚いたように目を見張る。



“ 壁ドン ” というものには以前から憧れがあった。でも、でも…


まさか人生初壁ドンがされる側じゃなくてする側だなんて…!!



「茜!?なにいきなり壁ドンしてんの!?」

「茜っち、ちょっといったん落ち着いて…」




舞ちゃんと陽先輩の私をなだめる声なんてガン無視。

というか興奮してほぼ聞こえてなかった。



「私だって有馬先輩に壁ドンされたかったよ!!」

「「いやそこじゃなくて!!!!」」

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