溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
 真壁に促されて買い物に出かける。車はそのまま湾岸に出て大型のショッピングセンターに入っていった。駐車場に車を止めてレストラン街に向かう。木曜日の夜は中華、金曜のランチは寿司だったからか、今回はイタリアの店に入った。

 パスタコースを頼んで舌鼓を打つと、次はインテリアショップに向かって目的のものを吟味する。椿はシンプルなデザインがいいと、白のワイドなデスクにサイドチェスト、デスクとジョイントできるシェルフ、多機能ブリッジをつけ、チェアとセットでセレクトした。

 次はアンティーク調のドレッサーとセットのチェア、同系のチェスト、毛足の長いラグも購入する。

 とはいえ、支払いを真壁がすると言うのだから椿は穏やかではない。椿にとっては値段を見た瞬間、「え」と言ってそそそっと立ち去ってしまいたいのに、真壁はそれを無視して、あれはどうだこっちはどうかと聞きながら進んでいくのだ。精算時、椿はもう肩身が狭くて縮こまってしまった。

「どうしてそんなに気にする? ウチで働いてもらんだから当然じゃない?」

「ですがっ」

「それとも椿は会社の備品を自分で買うのかい? 今だって秘書室の机やパソコンは支給されたものだろう。それと同じだよ」

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