幸せの晴れ
母がいない寂しさはもちろんあったけど、
その分もおばぁちゃんが愛情をくれた。
生活は正直苦しかったけど、
1度だけおばぁちゃんと1泊の温泉旅行に行く事が出来た。
2人でゆっくり温泉に入り、夕飯は豪華な料理が並べられた。
「おばぁちゃん、すごい料理だね。」
「本当だね。いっぱい食べなさい。」
「はーい。いただきます。」
料理はどれもおいしくて、自然と笑顔がこぼれる。
「陽菜ちゃん、寝る前にもう1度温泉入ってこようか?」
「うん。」
沢山のご馳走を食べ、少し休憩をしてから再び温泉へと向かう。