幸せの晴れ


「ないです。

とりあえず、しばらくはマンガ喫茶で寝泊まりするつもりです。」


何で私はベラベラと話しているんだろう?


助けてもらったからなのか、

それともこのおじさんの優しさが嬉しかったのか。


自分でもビックリするほど、

たった数分前に出会ったおじさんにそんな事を話していた。


なのに、おじさんは更に驚く事を私に言ったんだ。


「私には家族がいるんだが、その家族と暮らしている家の他にマンションを一室借りているんだ。

その部屋の掃除をするという事でそこで生活してもいいけど、どうするかい?」
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