幸せの晴れ


「今日も1日お疲れ様でした。」

「お疲れ。」


軽く缶をぶつけ合いビールを胃の中に流し込む。


「俺、明日からまた仕事で遅くなる。」

「うん、わかった。」

「陽菜ちゃんのご飯が食べられなくて悲しいよ。」

「いつでも食べられるじゃん。」

「そうだけど。」


晴陽が寝た後の晴也は少し甘えん坊になる。


今も私のひざ枕で横になっている。


「あ、そういえばね、瑞穂ちゃんが今度一緒に食事しようって。」

「瑞穂ちゃん?」

「ほら、私達が再会した時に一緒に居た人。」

「あー、わかった。」
< 246 / 286 >

この作品をシェア

pagetop