幸せの晴れ


月日が流れ、私は高校生になった。


おばさんは世間体を気にしてか、私を高校に通わせてくれた。


それでも私達の関係は何も変わらない。


ただ1つ変わった事と言えば、私がアルバイトを始めた事。


少しでもあの家にいる時間を減らしたかった。


そして、高校を卒業してあの家を出ていくつもりだったし、

そのお金を貯める目的もあった。


けれど、学校もあってバイトもあって、

さらに家の事をするのは正直大変な事も多い。


大変だったけど、まだする事があるってだけで気持ちが楽だった。


1人になると、私は何で生きているんだろうと考えてしまう。
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