いつか快晴の下で笑えるまで
いや、ちょっとやそっと考えたくらいで答えが出てくるのなら、私が今、こうして鍵をこじ開けてまで屋上に来ている訳が無い。
自分なりに考え抜いた結果がこれなんだから仕方がない。
ただただそう思いたい。
どうせ誰も私の悩みなんて知り得ないんだから、色々考えずにさっさと飛んでしまおう。
どうして私はこんなに無駄なことを考えてしまったんだ。
なんとなく理由は分かっている。
けど、認めたくない。
今更飛びたくないなんて、絶対認めない。
飛ぶ飛ぶと宣言をしておいて、何言ってるんだこいつは、と思われるかもしれないけど、人間だもん、怖いのは仕方ない。
でも、きっとそれだけじゃない。
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