極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「のどか……」
「ふう」と小さく息を吐き出して、澄子叔母さんが私を呼ぶ。
画面から顔を上げると、澄子叔母さんはどこか弱ったような笑みを浮かべた。
「あなたもそろそろ、人様の幸せ祝ってばかりじゃなくて、自分のことも考えたらどう?」
「え? 何それ」
澄子叔母さんの窺うような表情を、ふふっと笑って受け流す。
でも、澄子叔母さんはじっと私の顔を見つめていた。
「私は、のどかのウエディングドレス姿も、いつかは見たいと思ってるのよ」
定期的に、澄子叔母さんはこんなことを口にする。
いつか私の晴れ姿を見ることが、育ててきた私の最大の喜びだと。
そのたびに私は、笑って話を誤魔化している。