極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
ドアの向こうの神原さんを気にして、二人して小声で言い合う。
慶太さんは見上げる私をまた胸の中に閉じ込めて、強く抱き締めた。
「愛しい婚約者に数日会えなかったんだから、このくらい許される」
そんな風に耳元で囁くものだから、私はそれ以上何も言えなくなってしまった。
ドキドキと、触れ合う慶太さんに鼓動の響きが伝わってないかと落ち着かない。
抱き締める腕の力や、鼻腔をくすぐる慶太さんの香りが、突然訪れた緊張を高め、顔面に熱を集めていく。
そんなことを知ってか知らずか、慶太さんは頭を撫で、耳元に近付けた唇で「会いたかった」なんて甘く囁いてくる。
耳朶にチュッと軽やかなキスを落とされて、「ひゃっ」と変な声を上げてしまった。