極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
ミーティングの時間が近付くと、社長室を神原さんがノックする。
エレベーターに乗り込み、神原さんが指定したのは五階。
五階フロアに到着すると、急に緊張感に包まれ始めた。
さっき慶太さんに聞いた話だと、関東圏で活躍するPrimary Stageのプランナーを集めると五十名近い人数になるという。
「要望通り、城社長のウエディングをうちでも取り入れていきたいということで、私直々に要請をしてうちに来てもらったことにする」
「はい、よろしくお願いします」
神原さんが開いたドアの先、中は自然光の入る明るい空間だった。
奥には全面のガラス窓が見える。
慶太さんに続いて入った部屋は広く、そこにはテーブル付き一体型チェアが規則正しく並び、集められたプランナーが腰を下ろしていた。
おのおのファイルやノートなどを開いて、こうした隙間時間にも自分の仕事をしているようだ。