極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
長谷川さんは徐々に話に食い付き、真剣な表情になってくる。
ドリンクの横に出していたノートに手早くメモを取りながら、うんうんと確認するように頷いた。
「美陽さんとお父様の思い出を限りなく近く演出して、美陽さんに感謝の手紙を読んでもらうっていう、そういう流れはどうかな?って」
「昔はお父さんと結婚すると言ってたけど、お父さんは大人になったら自分よりいい男を見つけろと言っていた……そんな思い出をリアルに振り返ってもらって、新婦様に、お父さんに言われた通り自分はこの人と幸せになるよ、と、安心してもらえるような手紙を読んでもらう……えっ、最高じゃないですか!」
「良かった……どうかな、この演出でお父様と美陽さん、仲直りできると思います?」
長谷川さんは目をキラキラさせ、力強く頷く。
「これはやる価値ありますよ!」と予想以上に絶賛してくれた。
「長谷川さんにそう言ってもらえて良かった。じゃあ、谷口様に概要を説明して、賛同いただけたら、各種準備に取り掛かる感じですかね」
そこから、今日昼間帰ってから調べてきたメモリプレイについての詳しい予算や準備について、長谷川さんと共有する話の流れとなった。