極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「この案を谷口様が了解してくださったら、絶対お父様と和解するきっかけになると思います。柏さん、すごいです!」
「いえ、そんな……あとは、肝心のお父様の出席、ですよね。それが叶わなければ、この演出も全て無意味になってしまうし」
新郎の怜さんが、お父様の出席をお願いしにまた出向いてくれると言っていた。
この演出をするのなら、なんとしてもお父様には出席してもらいたい。
「でも……最終的には、お父様、出席してくださるのではないかって思うんです。だって、娘の晴れの日に、本当に出席しない親なんて、いないって思って。甘い……ですかね」
「ううん、私も、そう思ってます。今は出ないと言っていても、きっと、出席してくださるって」
絶対、という確信はない。
だけど、今日の美陽さんの話を聞いて、きっとお父様は当日姿を見せてくれると思えた。
「私……お父様が好きな料理とかお酒とか、そういったものを伺って、お父様に楽しんでもらう席を用意することばかり考えていました。でも、それだけじゃ満足してもらえませんよね」
「それも大事なプランナーの仕事です。好きな料理、好きなお酒、用意されていたら、嬉しいものですよ」