極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
慶太さんはキスをしながら、器用に私の手からグラスを抜き取る。
それをそばに置くと、すぐに両手で私を抱き寄せた。
優しいキスにますます鼓動の高鳴りを感じながら、遠慮がちに慶太さんの背に腕を回す。
広い背中に触れると、それに反応したように口付けは深くなっていき、熱い舌が唇を割った。
飲みすぎたワインのせいなのか、巧みなキスのせいなのか、膝から力が抜けていきそうになる。
思わずぎゅっとしがみつくように手に力を入れると、唇を解放した慶太さんが崩れ落ちそうになる私をしっかりと抱き直してくれた。
息を乱しながら「ごめんなさい」と口にする。
「湯冷めしちゃうね」
少し風が出てきたバルコニーから、慶太さんは私の肩を抱いて中へと入っていった。