極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「えっ……」
サラリと出てきた慶太さんの言葉に、話の流れを止めてしまう反応を見せてしまった。
途端にモヤモヤと、何かに靄がかかっていく。
「のどか?」
「…………」
さっきは、見て見ぬ振りをしてしまおうかと思った。
なんでも知ればいいってものでもない。
知らなくて幸せなことだって世の中たくさんある。
だけど、やっぱりだめだ。
この結婚に割り切った気持ちでいた少し前の私なら、こんな気持ちにはきっとなっていない。
でも、今は違う。
いつからか、慶太さんを特別に想っていること。
彼と生きていく未来を、自らの意思で求めるようになっていたこと。
だからこそ、突っかかりのない、クリアさを求めてしまう。
前に、慶太さんは言ってくれた。
私に隠さなくてはならないことはない、と……。