極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~


もう一つ忘れてはいけないことがあった。

傘下に入る、という話だ。

方向転換した話に途端に慌てふためく。


「いや、ちょっと待ってください! どうして話がその方向にいくんですか!」

「そういう約束をしてもらっているんです」

「ですから、なぜ――」


噛み付く勢いの私を、澄子叔母さんが「のどか」と静かに制す。

振り向くと、澄子叔母さんはどこか覚悟を決めたような強い眼差しで園咲さんを見つめていた。


「……わかりました。できる限り前向きに考えさせていただきます」

「すっ、澄子叔母さん!」

「でも、この会社が御社の傘下に入ることも、のどかの気持ちを確かめてから決断させていただきたく思います。私としては、場合よっては廃業も視野に入れていますので」

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