【完】今日から、お前は俺のモノ
「ってことで、応援団つーのがあって、
団長とかメンバーは投票で行いますー」


ま、毎年のことだしね……
みんな分かってるよね



「キャー!!!私絶対、颯太君に入れる!」
「それ!!玲於君にも入れる!!」
「やばいんだけど最高すぎ!!」


ってやっぱりこうなるよね〜??


クラスの男子も女子も
応援団の話でもちきり……

颯太、応援団するのかな……?

チラッと颯太を見上げると


めんどくさ……っと顔をした颯太。


だよね……颯太めんどくさそう

でも、なんか颯太の応援団姿見ると……
なんだか



カッコイイかも。



なんてねー。


「はいはい。これで以上なんだけど、
うちの高校にはハチマキの噂あるの
皆知ってるだろ?」

颯太のハチマキとやらの話に

クラスのみんなが
更に盛り上がる……



でも……



「……ハチマキ?」
その中でポケーっとして知らなかったのは


もちろん、私。


「……なに?めい知らないの?」

ぽやーっとしてる私に首を傾げて颯太が言う



「うん……聞いたことない……かも」

「…………ふーん」





って教えてくれないの??!!!

てっきり教えてくれるのかと……

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