【完】今日から、お前は俺のモノ
……昨日の夜は全然……眠れなかった……


だめだ……。




颯太の事が頭から離れない……。




しかも考えれば考えるほど…………




もし雛ちゃんと颯太が付き合ってたら……
って考えたら……






ズキッ……って心が痛い……






多分それは雛ちゃんだけじゃなくて、
他の女の子で私より颯太に近い人がいて




いちゃこらして ーーーーーーー





うわぁ!!!!!!!だめだこれは!!!!





なんだろう……私……





颯太に近い存在で ……
多分それが当たり前で……





当たり前のことが
いきなり当たり前じゃなくなると…………




私以外に私と同じ事されるとーーーー





すごいムズムズするっ…………










「なに1人で1人劇してんの」

「うわぁ!!!!!!!美咲っ!!!!」

「おはよ」




「うぅ……おはよぉ……」




私の顔を見るなり驚く美咲。




「なに……!!その……くまヤバイよ!!」

「……え」


「……ちょっと……トイレいくよほら!!」





美咲に手を引かれて、トイレに行って
鏡で自分の顔を見る。




「うわ……凄いくまだ……」

「って気づかなかったの?!」

「…………うん」



美咲は心配そうに私の顔をのぞき込む





「どうしたの……めい?」

「……美咲……相談乗ってください……」


美咲は一瞬凄く驚いた顔をして




「なに、当たり前でしょ?!
今日の放課後、いつものカフェ行くよ?!」

「うぅ……ありがとう……」


放課後の約束をして
教室に戻ると、隣の席には…………








颯太がいた。
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