【完】今日から、お前は俺のモノ
行き着いた先は、、


『Cafe Docile』


私達行きつけのカフェだ。

確か、
ここの店長の事を美咲は好きで……








「私、店長の事好きだったけど、けど……





美咲を見上げるタイミングと共に
美咲から震えた声が聞こえる。





……店長…… 結婚してたの」




私に背を向けて話すけど、
背中越しに震えが伝わる。





「……美咲 」




美咲……辛かったよね……
また1人で苦しんで、抱えて、







「美咲の馬鹿っ!!!
相談してよっっ!!!!!」





私は美咲を後からギュッと抱きしめた。





「……うん、ごめんね……ごめんね……
めいごめんね……


でもね…………」





美咲は私の方を振り向いて、
私の手を握りながら





「めいだって……
私を、私をもっと頼ってよっ!!
ずっと……ずっと一緒にいて……
1番、1番めいの事知ってるんだからっ!!」






美咲は泣きながら、
弱くて今にも壊れそうな心で、

でも強い眼差しで私に
伝えた。





その想いは私の心に刺さって 。



美咲はこんなに私のそばにいてくれるのに…

私はどうして……こんなにも

美咲を傷つけて……苦しめて…………



頬に暖かいものがつたって……





「……美咲っ……私こそ……ごめ……」





カランッ……




「あら……?そこにいるのは……


確か……



……美咲ちゃんと……めいちゃん?」

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