【完】今日から、お前は俺のモノ
「おはよう!」

「よし!!市民体育館へレッツゴー!!」

「ゴー!!」

なんて2人で言いながら市民体育館へと
歩いて向かった。




……そろそろ市民体育館だよね


最初の方は私たちしか歩いてなかったのに、
今では結構後にも前にも人がいる。


……っあ!見えた!



「……めい、凄いね」

「……っうん」



ーーーー私達は圧倒された。



そこには他の高校のユニフォームでアップを始める選手達が山のようにいた。


その選手達のあいだをすり抜けながら
会場に入るとそこはもう……人がびっちり。


人混みとか大人数が苦手な私にとって



ここは、「最悪」って感じ。



でもそんなこと言ってられない!!
今日はみんなの応援にきたんだから!!



「めい〜あれ見てよ〜……」
美咲があからさまに嫌な顔で私に言う。

美咲の目線に私も目線を移すと



……うわぁ……



「キャーァー!!!!!!」
「颯太君かっこいいよぉ!!!!」
「玲於こっち見て〜〜!!!!」


そこにはうちの学校の女の子達が
颯太や玲於のうちわを持って応援に来ていた




……流石にあそこの中には

入れないもんなぁ………


「うーん……めいどうする?」

「どうしようねぇ……」



なんて二人で困り顔をしていた時。
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