【完】今日から、お前は俺のモノ
激レア……。



確かに湊君の言ってた事間違いないかも……






ピーーーッーーー!!



審判の笛の音が響いて始まりを伝える。




「……えぇ!!!」

「ど、どうしたの?
いきなり大声出して……」


だって……


「……相手って桜流高校なの!?」


「そ、そうだけど……
それがどうかしたの?」



じゃ、湊君たちとの試合!?!?
グイッと前に身体を乗り出してよく見ると


「……やっぱり湊君がいる……」

「……え?めい、
あの小日向 湊と知り合いなの!?!?」

「……え?いや……さっき知り合って……」

「え!?!?さっき!?!」

「……う、うん……」

「小日向湊……通称…無敵のスマイル……」
「ほら!!」

美咲はぶつぶついいながら、
バスケ雑誌を私の膝に置く。


「……っんえ!?!」



そこには颯太と湊君の顔が
2面にバーーンと載っていた……



そういえばなんだか、颯太がいつもにまして
女子に騒がれてた時があったけ……



それに、誰かが
湊君って言ってた気もする……



「颯太も、湊君も高校バスケ界では
超有名なんだよ!!!イケメンって!!」

「そ、そうなの?!」



こんなに颯太の近くにいるのに……
初めて知った……



「ま、私も湊君を拝見しに来たような
ものだけどね〜」


「え!?そうだったの……!?」



……そうえば美咲イケメン好きだった……

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