『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


本当は、、ウンザリしてた、、?

もしそうだったとしたら、今まで長い間傷つけて来た。



溜まっていた涙が崩壊して目を開けたまま、洪水のように流れ落ちた。


「そうやって、、、また泣くんだな、、。泣いても優しくなんてしてやれない。」



今までで1番傷ついた表情をした伊織。

そして歯を食いしばりながら、
腰を引き付けた。


「っ、、、んんっ、、、んーっ、、!」


激しい律動に腰が砕けそうだ。

段々痛みが和らいだと思えば、肌に歯を立てられ痛みから逃れられない。


呼吸が苦しくて、伊織の指の隙間からかろうじで空気を求める。
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