『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


立ち上がって伊織のマンションを出た。


急いでアパートに戻り、携帯と財布と食材を持って戸締りをしてマンションに帰った。



ソファーに座って電話を掛ける。

きっと仕事中だろうが、メールではあまりにも失礼だと思ったから。



「はい、東です。美鈴ちゃん、、?」

「東さん、お仕事中にすみませんっ。今お時間宜しいでしょうか、、?」

「うん?少しなら大丈夫だよ。」

「あのっ、、昨日はそのすみませんでした、、、。お見送りも途中にあんな、、事に、、なってしまいまして、、それで、、、。」

「、、、もしかして僕が怒ってると思って連絡くれたの、、?」

「会ったのは2度目だったといえ、恋人の東さんを放置して、、その、、、っ。」
< 168 / 193 >

この作品をシェア

pagetop