『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


紹介相手に会う当日。

業務終了時間間近になって、少しそわそわしてしまう。

今日は不甲斐ない事に、
仕事に集中できなかった。

だって今日は、相手の方と会う日だから。


隣のデスクの梨花が、
そんな美鈴に声をかける。


「美鈴さん、どうしたんですか?そんなにそわそわしちゃって〜〜!」

「もしかして今からデートとか?」


ニヤニヤしながら向かいのデスクの遥が冗談で言葉をかける。


「私、そんなに分かりやすいかなっ、、、。」


困ったように笑う美鈴を見て、そこに残っていた全員が驚きどよめいた。



「えぇ〜〜っ!!!!!!」
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