『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


その中でも1番大声を上げたのが、光輝だ。


「こ、光輝君っ、、!声大きいよ!?」


「これを叫ばずにいられますか?!?!美鈴さんがデートだなんて大事件じゃないですかっ!!!!!一体どこの誰と?!?!?!」


詰め寄る光輝にタジタジの美鈴。


「先輩、煩いです。美鈴さん、困ってるじゃないですか!それにそんなの聞かなくても分かるじゃないですか〜。相手なんて1人でしょ。そんな堂々とデートだなんて、、、いつから付き合ってたんですか〜?水臭いなぁ。」


光輝を押し退けて、梨花が前に出る。


「いつからって、、、今日初めて?違うな、、、ぶつかった事があるらしい人だよ。知り合いのご紹介でねっ?緊張しちゃうなぁ〜〜。」



美鈴は首を傾げながら、照れたように微笑む。
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