続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。
タンスに近づいて、キャリーバッグをその前に置いた。小物入れもタンスの横にある。

「よっと・・・・・・えーと、この服はタンス行きでしょ。でこれは・・・・・・制服の夏服か。冬服もある・・・・・・これは私服で・・・・・・」

キャリーバッグには、所狭しと洋服が詰め込まれていた。ん?あ、これ準備したの私じゃないんだ。やろうとしたらメイドさんが引き受けてくれた。そのまま甘えちゃったんだよね・・・・・・。

「にしては綺麗に入れられてるな」

私だったらぐちゃぐちゃにして詰め込むんだけど・・・・・・綺麗にたたまれてる。

「え?このドレス・・・・・・」

次々と洋服を出しては入れていくと、下の方にドレスが入れてあった。必要かな?

「ま、いっか」

ドレスはふんわりとした桜色。半袖で膨らんでいる。裾はフリルが何段にもあしらわれていた。これを見るに、お父様ではなさそうだ。

「メイドさんが入れてくれたのかな・・・・・・ま、引き受けてくれたのはメイドさんだし」

深く考えないでおこ。ひとまずドレスをタンスの一番下の段にしまう。
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