いつかまた、会える日まで。
『続いて、卒業生合唱。
伴奏者、歌代美雪。』
「はい」
やっばー!
ちょー緊張するー!
あたしが立つと、
『あれ、今まで弾いてた人は?』
『今日休み?』
『それじゃあ、いきなり頼まれたってこと?』
『そんなわけないだろ?』
『さすがの美雪でも無理じゃね?』
という声が聞こえた。
でもね、あたし、事前に聞かされてなかったから、
その考えは、間違ってるよ〜?
とひとりで思いながら、ピアノの前に座った。