「彼」が死んだ日、「世界」が壊れた日

去っていく背中を見つめていると、急に力が抜けた。
安心したからだろうか、今度はどっと疲れが出て、わたしは電信柱に寄り掛かった。

まるで電源が抜けてしまったロボットのように、わたしはその場に崩れ落ち、完全に電信柱に体を預けた。

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