俺の彼女が可愛すぎて困る。




私が答える前に、手の中から奪われてしまった薬と水。



夏くんは何をする気なの?



そんな疑問を持ったのはつかの間。



それを自分の口に入れてしまった夏くん。



「ちょっと……!」



「ん」



「んんっ!?」



止めようと思った時にはもう遅く、触れ合う唇。



そこから水と薬が流れ込んできて、そのまま飲み込んでしまった。



「な、夏くんのばかっ!」



「ちゃんと薬飲めたじゃん」



「そ、そうじゃなくて……!風邪移っちゃう……」



「いいよ。そしたらハル、すぐ治るでしょ?それ、俺に移して?」



「……っ」



ばか、ばかっ。



もう、本当に夏くんに風邪移っちゃえ!!



たくさん寝て楽になってきた体の熱が上がってしまったのは……



甘すぎる夏くんのせいだ。






< 200 / 300 >

この作品をシェア

pagetop