❀乱世の恋物語❀
戦国時代?!
私は中学2年生の早乃舞(はやのまい)
岐阜県に住む
明るく前向きなで素直。何事も一生懸命。
そんなある日、寝坊していつもの通学路を猛ダッシュしていた。そして曲がり角で転んで……?!

舞「きゃ!!…ってあれ?」

辺りを見回すと、明らかに通学路ではない光景が広がっていた

舞「どこ…?ここ、私、どこかに飛ばされた?よくわかんないけど学校行かんと!!」

立ち上がろうとすると、足がズキっと痛んだ

舞「あちゃー…。ねんざ、かな。いったぁ…」

?「誰だ」

舞「え…?」

その人は着物を着て私を見下ろしている

舞「私は早乃舞です」

?「聞かぬ名に、見ない顔。捕らえよ!」

舞「捕らえよ?!待って待って!なになになに!」

?「黙っとけ」

舞(初対面で暴言?!ありえない)

?「城に連れていけ。秀吉様の元へ」

舞(城…?秀吉様…?)

ありえない。そう思ったが、そのありえないは的中した

舞「本当にお城だ…。私、タイムスリップしちゃったんだ」

?「戯れ言を言うな。黙っとけと言ったはず」

舞(なによ!偉そうに)

?「秀吉様、私が見張りをしていた場所に怪しい女子がいたので、連れて参りました」

秀吉「わしの日ノ本には絶対にいない奴だ。それになんじゃ?その召し物は」

舞「え?制服ですけど」

秀吉「せいふく…?」

?「秀吉様、こんな奴にお構いなく。牢に入れておきます」

舞「牢って牢屋?!やだやだ!離して!」

?「騒ぐな」

秀吉「これこれ半兵衛、女子に厳しいことをするな」

半兵衛「失礼いたしました」

舞(わー。あっさり言う事聞いちゃったよ)

秀吉「お前、おもしろい。この秀吉に仕えよ」

舞「………は?」

半兵衛「秀吉様!女子ですぞ?何も役には立ちませぬ」

舞「失礼な!私だって時には役立つの!女を甘く見ないでよね!」

秀吉、半兵衛「…………」

舞(しまった、言いすぎた!戦国武将に向かって何言ってんだ……)

秀吉「おもしろい!ますます気に入ったぞ!名はなんという」

舞「早乃舞です…」

秀吉「舞、いい響じゃ。今日より舞を豊臣家の姫とする」

舞「いやです!私を現代へ帰して!」

半兵衛「反論するな。秀吉様の仰ったことは絶対だ」

舞「嘘でしょ……」

こうして舞は秀吉に気に入られ、大坂城入った
そして、乱世に咲く一輪の華となる………!
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