俺様外科医に求婚されました
残された私に、小坂主任が驚いた顔で次々と質問してきた。
一体どういうこと⁉︎諒太先生といつから親しかったの⁉︎正体も知らずに話したりしてたの⁉︎と…いろんなことを言われた。
混乱して頭が痛くなってきていた私は、あまり詳しいことは話さず、先生と食事に行ったことなどは隠しておいた。
変な噂を立てられたりして、働きにくくなるのが嫌だったからだ。
女性の多い職場だからこそ、それを一番心配して、多くを語らずにいたはずだったのに。
翌日職場に行くと、正看の宮本さんや准看の松原さん、清掃員の田畑さんまで。
「諒太先生と仲が良いんだって?」と、皆似たような声をかけてきた。
小坂主任が誰にどう話したのかはわからない。
けれど、軽い気持ちで誰か一人に昨日の話をしていたとして。もしもその誰かがとてもお喋りな人だったら。
こういうことになるのだろうと思った。