君は運命の人でした。
「先輩…!!」

「つむぎちゃん…どうしたの?そんなに息を切らして」

「先輩…ごめんなさい!私忘れてました。大事なことなのに…!!」

「つむぎ…、ちゃん?」

「先輩…運命ってあります。私先輩との運命なら信じれます!だって先輩はあの時の…私がこの高校を目指すきっかけになったあの人ってちゃんと思い出したから…!」


「先輩…先輩はずっと忘れないでいてくれたんですか?」

「…うん。実は俺、あの時つむぎちゃんに一目惚れをしていたんだ。だから余計に忘れることができなかった。早くこの高校に入学してきてほしいって。ずっと願ってた。だから、屋上で会えたとき本当に運命だって、確信したんだ。」

「先輩…!」

「…つむぎちゃんあの時の返事。きちんとさせてくれないかな?」

「え…。」

「僕はあの時からつむぎちゃんの事が好きでした。俺に出会ってくれてありがとう。これかはよろしくお願いします。付き合ってください…!」

!!!!!!!!

「……はいっ…!!」


私は泣きながら、そう力強く返事をした。
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