【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
「やっぱり、いろいろとお疲れのようで」
「いろいろって?」
「雅副社長ってかなりタフでして。睡眠時間は4時間あれば間に合うお方なんですよ。それにつきあわされるのは結構大変なのではないかと推測いたします!」
「そんな遅くまでなにしてるの? ずっと同じスイートルームに詰めてるんでしょ?」
「はい。なにをされてるかは、さあ……」
唐澤さんは黙り込んでしまった。
健全で、若い男女が同室。夜な夜なおままごとをしているわけでもあるまい。
いや、どうでもいい。
ふたりがそういう関係ならむしろ都合がいい。その方が私も話を切り出しやすい。
「私、今日はオフィスに詰めてるから。もしチャンスがあったら連絡して」
「はいっ、かしこまりました!」
直角お辞儀をして唐澤さんはエレベーターホールへ向かう。
*―*―*
「いろいろって?」
「雅副社長ってかなりタフでして。睡眠時間は4時間あれば間に合うお方なんですよ。それにつきあわされるのは結構大変なのではないかと推測いたします!」
「そんな遅くまでなにしてるの? ずっと同じスイートルームに詰めてるんでしょ?」
「はい。なにをされてるかは、さあ……」
唐澤さんは黙り込んでしまった。
健全で、若い男女が同室。夜な夜なおままごとをしているわけでもあるまい。
いや、どうでもいい。
ふたりがそういう関係ならむしろ都合がいい。その方が私も話を切り出しやすい。
「私、今日はオフィスに詰めてるから。もしチャンスがあったら連絡して」
「はいっ、かしこまりました!」
直角お辞儀をして唐澤さんはエレベーターホールへ向かう。
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