チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
僕は時子さんに信頼してほしいと思っている。だから今は――ていうか「ずっと」だが――時子さんが嫌がることはしたくない。不審に思われたくもない!

と思うのはたやすい。
しかし、肉体的に健康で、健全な性欲の持ち主である男なら、こんな状況に何もせず、ただ耐えられるわけがないだろ?!
しかも僕はすでに1ヶ月近く「ご無沙汰」してるんだぞ。この上、惹かれている女性を目の前にして何もしないとか・・・。
これはまるで、ご馳走を目の前にしていながら「まだ食べちゃダメよ」と言われてるような飢えを感じずにはいられない!

「初夜」からすでに肉体的に我慢の限界にきていた僕は、寝る前に自分で「発散」させることにした。
こうでもしないと・・いや、しておかないと絶対やばいから。

結果、僕は15分足らずで二度、大放出をした。
僕は、壁に貼ってあるタイルまで飛び散った精子を拭いながら、自分の性欲ぶりに、改めて驚いていた―――。
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