チェンジ！ ～僕に恋して君を愛する～

・・・よし。僕はもっと時子さんに信頼してもらうぞ！そして・・・そして時子さんが「私たち、ホントは夫婦じゃないのに」という言葉に違和感を感じるくらい、僕と一緒に暮らすことがごく当たり前と思ってくれるまでになってほしい。

時子さん。生き直しを始めた新しい僕のことを、好きになってください。
そしてゆくゆくは、僕のことを・・・愛してほしい。
これが今の僕の、贅沢過ぎる最大の願いだ。

給料を振り込んでもらうために、僕は銀行口座を開設した。
生き直しを始めた僕は、新しい僕自身を、少しずつではあるが、着々と築いていった。