チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
「酒とタバコを平気でゴミ箱行きにしてるあの人の姿を見ることができるなんて。なんだか不思議よねぇ・・・あぁ別にね、あなたのこと疑ってるわけじゃないのよ。ただ、見た目はあの人のまんまでしょう?だから何て言うか・・あぁ理元は理元でも、ホントに別人の理元なんだなって」

時子さんはフゥとため息をついた。
それが良い意味であってほしいと切実に思いながら、僕はまた「ごめん」と謝りそうになったけど・・止めた。
僕が頻繁に、且つ何度も謝ることで、時子さんと僕の両方には、罪悪感しか芽生えないと分かったから。
何もネガティブな想いを増幅させる必要はないよな。

僕は再び捨て作業を始めた。

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